インテリア コーディネート

インテリア スタイル

2009年12月05日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

どんな部屋にもスタイルというのがあります。インテリア コーディネートでは、このスタイルをとても大切に考えますが 、家具などを買うときには自分の部屋の理想のイメージを持っていないと、統一感のない部屋になってしまいがちです。
部屋のイメージに合わせた家具を買うには、様々なタイプの商品を扱っている百貨店や量販店的なショップもありますが、よりイメージを統一したいのであれば決まったスタイルの家具を専門に扱っているインテリアショップがお勧めです。
カラーイメージがあるように家具にもイメージやスタイルというものがあります。
例えば、「アジアンスタイル」はインドネシアやタイなどのアジア各国の伝統芸品や民芸品的な家具でまとめられる、独特な雰囲気のスタイルです。
竹(バンブー)や麻など、自然素材や民芸品などの織物が多く使われているので、人の手の温かみや自然を感じ、安らぎや落ち着き得ることができます。
リゾートホテルなどでよく見かけるスタイルです。
また近年人気の「カントリースタイル」は、ヨーロッパカントリーとアメリカンカントリーの2つに分けることができます。
どちらのスタイルにも共通するのは、素朴な素材をつかった手作り感あふれる雰囲気です。
カントリーとは、要は片田舎という意味で、ヨーロッパ、アメリカに関係なく日常の風景になじんだ木の家具の部屋なのです。
フレンチはアメリカンに比べて色目は白っぽく、おなじパイン材を使用していても塗装によって全く違った印象になっています。
フレンチではクリアやパイン、ホワイトなどのオイルステインが多く使われ、アメリカンではウォルナットなど濃いこげ茶のオイルステインが塗られています。
デザインもフレンチは曲線と直線で形作っていることが多いのですが、アメリカンではハートや星といった装飾的デザインが多用されているのも特徴です。
カントリーと同じように木の素材にこだわりがあるのが「ナチュラルスタイル」です。
木やファブリックといった自然の素材を使った温もりのあるスタイルです。
アイボリーやベージュなどの明るめの色を多く使い、明るくて癒される空間を作り出しています。
「北欧スタイル」は流木などの曲がり木や布などの自然素材を使い、シンプルで実用性に富んだデザインが特徴です。
思わず触ってみたくなるような天然素材からは温もりが感じられ、洗練されたデザインのものが多いです。
飾り気がなく上品な印象もあり、何にでも合わせやすく飽きがこないという理由でも人気を得ています。
「クラシックスタイル」は伝統的な中世のヨーロッパで見かけられるようなスタイルです。
宮廷のような雰囲気の鮮やかな柄を取り入れたり、豪華なイメージのテーブルやイスなどに猫足が使われていたりします。
重厚感溢れるアンティーク家具を取り入れ、優雅で格調高い雰囲気を出すことが出来ます。
1950年を中心とする1940年~1960年代に活躍したデザイナーによって確立されたのが「ミッドセンチュリースタイル」です。
代表するデザイナーにはイームズやアルネ、チャールズ&レイやヤコブセン、エーロー・サーリネン、ジョージ・ネルソン、ハリー・ベルトアイ、ル・コルビュジェ、柳宗理などのデザイナーがいます。
「モダンスタイル」は飾り気の少ない、直線的なデザインのインテリアによってまとめられています。
デザイナーズ家具に多い、モノトーンを基調とした斬新なデザインのもので、クールでスタイリッシュな印象を与えます。
「シンプルスタイル」もまた飾り気のないシンプルな家具で、色もカラフルなものは使用しません。
合板やプラスチック、スチールなど、現代的な素材を使った洗練されたデザインはフォーマルな雰囲気を出しやすく、今人気のスタイルです。
最後に「和風スタイル」は日本独自のスタイルです。
畳や障子、すだれなどどこか懐かしい昔を思い出させるものや、最近のモダンを取り入れた「和風モダン」というスタイルもあり、和洋の調和をいかした部屋も人気です。
家具選びはインテリア コーディネートの中でも最も楽しい過程ですが、また一番難しい選択でもあるわけですね。

インテリア ファニチュアー

2009年12月04日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

イメージとカラーか決まったら、次は家具選びです。
部屋の大きな面積を占める壁や床などのベースカラーにあわせてサブカラーとなる家具を選びます。
もともとある家具にカバーをかけたり、ペイントで色を塗り替えたりするだけでも、ずいぶんと変わるものです。
使いこなしたから出る味わいを大切にして、新たなイメージにあわせて手を加えることは、古くからの物を大切にするイギリス式のインテリア コーディネートですが、大いに真似したいところですね。
もちろん予算があれば新たな家具を購入するのもよいでしょう。
間取りにあわせた家具を選び、特注することだってできます。
イメージにあわせたブランドでそろえることもできますし、また素材を大切に生かしたオリジナルな家具を見つけてくるのも素敵ですね。
大切なことはデザインだけで選ばず、サイズや使い勝手も考えなければいけないということです。
どんなショップを選べばいいかわからない、イメージをどう伝えればいいか分からないという人には、単に家具を買うだけでなく、ちゃんと相談に乗ってくれるプロのコーディネーターのいる店を捜してみるのもよい方法でしょう。
新宿店、横浜店、前橋店、文京千石店、ハービスOSAKA店、BiVi福岡店に店舗を広げる「スタイリクス」では様々なインテリアの相談に無料で乗ってくれます。
イメージはあるけど予算が・・という人には、予算に合わせた家具選びからインテリア コーディネートの相談も。
イメージもわからないけど、何とかしたいという人には、まずカラーコーディネートから相談に乗ってくれます。
コーディネートにいきづまったら気軽に問い合わせてみてはいかが。

インテリア マテリアル

2009年12月03日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

壁や床といった大きな面積を占めるものは、インテリア コーディネートのいわば要です。
絨毯やカーテンといった後から覆うもの、フローリングや畳といったもともとの素材も重要なポイントです。
新築で建てるか、新たにリフォームするのであれば、これを機会にこだわってみてもいいでしょう。
フローリング一つとっても、手軽で掃除のしやすいフローリング材にするのか、こだわりの無垢の木の床にするのか様々です。
畳といっても伝統的な和畳から洋風にも合う琉球畳まであるくらいですから。
繊維で編んだカーペットからクッションフロア、色目も柄も多様にあります。
あなたのイメージ合わせて選んでみてください。
壁紙も豊富にあります。主流は白やアイボリーといった無難な色が多いようですが、子供部屋や寝室には細かな花柄や幾何学模様といったものも取り入れられているようです。
またポイント的に大胆な花柄や葉っぱを描いたり、ロマンチックボーダーを入れたりもできます。
素材にこだわる人も多いようです。シックハウスを懸念してか、天然素材・無公害素材を取り入れる人も近年増えているようです。
コンクリートがむき出しの壁や床はあえてそのままにし、ハード感をだすのも個性ですね。
とは言うものの、新築やリフォームでない模様替えを考えている人も、方法はたくさんあります。
床や壁紙が変えられなくても絨毯やカーテンといった大物のファブリックも、同様にあなたの部屋の印象を大きく変えます。
毛足の長い絨毯は高級感を出し、反対に毛並みの短い絨毯は快活でカジュアルな部屋を印象付けます。
小さな子供のいる部屋は絨毯の変わりにコルクマットをひけば、階下への防音対策にもなります。
このように好みと実用性を折り合わせながら、イメージを現実化していってください。
カーテンも趣味や好みだけでなく、防音・防寒・抗菌・UVカットなど機能的なものがよく売れているようです。
ライフスタイルに合わせて、快適さを選ぶのもインテリア コーディネートでは重要なことです。

インテリアカラー効果

2009年12月02日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

色の印象というのは体感に大きく影響するもので、インテリア コーディネートにおいては、このルームカラーによって思わぬ効果が出てくることもあります。
色相環の半分は赤や橙、黄などの「暖色系」で、反対に緑や青、紫は「寒色系」でと言われます。ピンクや茶色も暖色系に含まれ、白や黒、グレーなどのモノトーンはしいて言えば寒色系になります。
これらは部屋のイメージを変えるだけでなく、資格に影響して体感温度を左右することもあります。
例えばオフィスの色やビジネス人のツールカラーを例にとってみてみましょう。
皆さん気づいていましたか?ファストフード店の色づかいは赤やオレンジといった暖色系なのです。
これらの色は太陽の象徴であり、元気を与える色なのです。親しみがわき、食欲も高めます。
もしこれらの店内が寒色系でまとまっていたなら、受ける印象は冷たい感じになり、食欲が減退してしまいます。
しかしながら、一方で寒色系には高級感があり、暖色系を用いた店内より客単価がより上がるかもしれません。
このため、どちらかと言うと高級感を売りにしているレストランか宝石店、貴金属店といったところに用いられることが多いようです。
また病院などでは、従来は清潔感を出すために寒色系の壁色やユニフォームが採用されてきましたが、「冷房が効きすぎているように思う」や「肌色が不健康に見える」といった苦情が多く、また寒色系を使った工場では病欠者が多くでたなど、思いもよらない事態が起きたのです。
そこで暖色系に塗り替えたところ、驚いたことに従業員の健康度は上がり、能率も良くなったという事例も報告されています。
暖色には体温を上げる力があり、健康雑誌でも「赤い靴下のパワー」などと取り上げられたこともあるのをご存知でしょう。
実際に暖色系でまとめられた部屋と、寒色系でまとめられた部屋とでは、体感温度が3度も違ってしまったという実験結果もあります。
エコロジーや経費節減を唱えるオフィスではこの体感温度を利用し、冷え性の事務職が多いエリアには暖色系を用い、走り回っている営業員のエリアには寒色系を使うことをおすすめします。
また信用を重視する企業社会では、コーポレートカラーとして選ばれる多くは寒色系です。深い青は信頼を意味する色として非常に好まれているのです。
心理学の実験で、面白いものがあります。
被験者は目隠しをされて真っ暗な部屋に入り、キャスターのついた椅子に座らされます。
椅子をいろいろに動かし、被験者の位置や距離の感覚を狂わした後、小箱の中を見るよう言います。
そこにはいろいろな色の物体が表示されていて、被験者は自分から物体までの距離を推定して、感覚だけで「50センチ」「70センチ」などと答えていきます。
すると、赤や橙の物体は実際よりも近くにあると感じ、青や緑の物体は実際よりも遠くにあると感じるというのです。
これは「進出色」と「後退色」を見る実験ですが、この理由として考えられるのは赤は屈折率が低く、プリズムを通すと一番上に現れるからです。
人間の目のレンズを通すと、いちばん奥で像を結ぼうとして、目の方がこれを調整して見ようとするために、逆にいちばん近くにあるように感じられるからなのです。
企業でのコーポレートカラーに使うなら、きつ過ぎない控えめな「後退色」のほうが誠実な印象を受けると言うのでしょう。
一方で消費者金融などが赤や黄色を使うのは、親しみやすさをもちながらも目立つ色づかいを選んでいるからです。
従来、オフィスでの色づかいは、知的でかつ集中できる色と言うことで、モノトーンや寒色系が採用されてきました。
また暖色系の部屋では、寒色系の部屋に比べて時間が長く感じられるということもあります。
寒色系では体感温度を上げるために人間が活性化されるからだそうです。会議などでも充実感が感じられる色づかいとされ取り入れられています。
逆に飲食店では暖色系を使うと、客の回転率が高くなり、「勢いよく食べてしゃべって、早く出ていく」そうです。先に述べたファストフード店が赤いのはこのためといえるでしょう。
店舗やオフィスのインテリア コーディネートするときにはこれらの色の効果を取り入れることもよい方法ですね。

インテリアカラー選び

2009年12月01日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

あなたは部屋の大きさに十分満足していますか。
もちろん間取りには限りがあります。それでもできる限り狭い部屋を広く見せるにはどうすればいいのでしょうか。
ここでも色の効果が期待できるのです。
色には遠くに見える色と、近くに見える色があります。色彩学では、前者を「後退色」、後者を「進出色」といいます。
同じ広さの部屋でも、後退色を用いた方が進出色を用いるよりもより広く見せることができるのです。
広く見せるためには、青などの寒色系や、淡い色またはくすんだ色などの後退色を用いると良いでしょう。白に近い明るい色を用いるのも、開放感があるため広く見えます。
逆に赤や橙、黄色などの暖色系の鮮やかな色は近くに見えるため、狭く感じさせます。また、黒に近い暗い色を用いるのも、圧迫感を感じさせ狭く見えます。
またインテリア コーディネートでは、色を「何処に」「どの様に」使っていくのかが重要になってきます。
一般的に、色数はあまり増やさず、3色(多くても5色)程度におさえた方がすっきりとまとめることができます。
床や壁、天井などに用いる色は「ベーシックカラー(基調色)」とも言われ、全体の70%を占め、全体のイメージを左右します。
そのため、あまり個性の強くない色を用いるのが好ましく、同系色でまとめたりして落ち着きのある配色をします。
また、色の性質がもつ明るい色は軽く感じ、暗い色は重く感じるという色彩効果を利用して、床-壁-天井の順に明度を高くしていくと安定します。(実験では天井を白にした場合と黒にした場合では、約10cmの高さの違いを感じると言われています。)
しかし基調色にあまり鮮やかな色を用いると刺激が強く疲れやすく、一般的に住宅には好ましくありません。
「サブカラー(副調色)」は全体の25%を占める色で、ソファやキャビネットなど家具類また、カーテンやベッドカバーなどのファブリックに取り入れられる色です。
統一感のある基調色に変化を与え、リズムをつける役割があります。
ここで部屋のコンセプトに合わせて色を選んだりします。
最後に部屋全体を引き締める役割をするのが「アクセントカラー(強調色)」で、全体の5%ほどを占めます。
クッションやスタンド、また絵やインテリア小物などがこれにあたり、基調色、副調色と対照的な色を用いたりして、個性的な印象を与えたりすることができます。
アクセントカラーは変えることで手軽に部屋のイメージチェンジをすることができるので、はっきりとした鮮やかな色を用いるのが良いでしょう。
カーテンや壁紙を選ぶ時には、小さな色見本で色を選ぶことがありますが、これには注意が必要です。
色はそれを使用する面積の大きさによって見え方がかなり変わってくるものです。同じ明るい黄色を使用するとしても面積が大きくなればより明るく感じ、やや鮮やかに感じます。
もし、例えばカーテンの色に薄い黄色を選んだとすると、おそらく窓一杯に引いたカーテンの黄色は見本以上にとても鮮やかに感じることでしょう。
このように、色の占める面積の大きさによって明るさや鮮やかさの見え方が変化することを「色の面積効果」といいます。
面積が大きくなるにつけ、明るい色はより明るく鮮やかに見え、暗い色はより暗く鈍く感じることも覚えておくとよいでしょう。
色の配色はインテリア コーディネートにメリハリをつけてくれます。

テーマのあるインテリアカラーコーディネート

2009年11月30日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

インテリア コーディネートの基本はテーマ作りからです。
あなたがイメージするお部屋のテーマは何でしょうか。
テーマは色によって表現することができます。
例えば アイボリーから焦茶までの茶色を中心に、dpトーンやdkトーンを用いて、落ち着きのある色使いにすれば流行にとらわれないオーソドックスなコーディネートになります。
飾り気がなく、シンプルで直線的なコーディネートは上質素材の皮革などのソファや木材を使用した家具類などをあわせれば、「クラシカル」なイメージになります。
また同様にアイボリーやベージュ、茶色等の配色でもトーンの種類をltgトーンやgトーン、dトーンといった鈍い色みにすることで穏やかさを表現できます。
綿や麻などの自然素材色をあわせると親しみやすくリラックスできる「ナチュラル」なインテリアになります。
さらに家具の素材にパイン材など外材を使えば「カントリー」に、国産材を使えば「和風」もなります。
草、木、葉のモチーフを取り入れれば自然派思考のあなたの求めるイメージになるのではないでしょうか。
ベージュやアイボリーなどをベースにオレンジや赤、ライトブルーをあわせltトーンやbトーンなど明るい色を用いれば若々しく楽しい雰囲気になります。
クッションやカーテンにチェック柄やストライプなどの大胆な具象柄などを用いて自由な遊び心のあるデザインの家具を配置すれば「カジュアル」で「ポップ」なお部屋を作り出すことができます。
対照的にvトーンと白、黒、グレーなどのハッキリとした配色は無地を基本にし、ストライプや格子柄などのコントラストの強い柄をあわせれば直線的でシャープ、未来的なデザインの「モダン」なお部屋を作ることができます。
家具や小物の素材は思い切って光沢素材のラメやエナメル、皮革、ガラスなどを取り入れクールに仕上げてはいかがでしょうか。
さらにこげ茶や緑、褐色やカーキなどにdpトーンやdkトーン、dkgトーンを用いた男性的な色使いは装飾性は少なく、シンプルで落ち着きがあるイメージに仕上がります。
直線的でキリっとした印象は書斎や男の隠れ家的イメージで「ダンディ」。
皮革や厚手のツイードなどのガッチリとした素材感の家具や小物を合わせてこだわってみては。
男性的、があれば女性的もあります。白やラベンダー、ピンクを用いた甘く女性らしい色使いにはpトーン、ltトーン、ltgトーンの中でも紫~赤系の色でまとめた上品なイメージはいかが。
柔らかな曲線模様や花柄などをあわせて「エレガント」に。
シルク、サテン、レーヨン、カシミヤなど大人の女性のイメージで素材にもこだわってみてください。
同じようにピンクや白を用いてもpトーンやltトーンなどのパステルカラーを中心に選べばかわいらしい印象になります。
こちらは可憐でふんわりとした「ロマンチック」なイメージのコーディネート。
細かい水玉模様や小花模様をあわせて女の子らしさを強調。
レースのファブリックや籐家具がお似合いです。
もちろん「シンプル」なのが一番、というのもあるでしょう。ltgトーンで白やアイボリーなど低彩度色や紺などを用いれば知的で洗練された雰囲気。
すっきりとした飾り気のないデザインは無地が基本。グレンチェックや千鳥格子柄などを取り入れたファブリックやチタンのインテリアグッズ。またマットな質感の石材などをあわせてもいいですね。
ほかにも「アジアン」「ラテン」などテーマにあったインテリア コーディネートができます。色味とトーン素材であなたのイメージを作ってみましょう。

インテリアカラーのイメージ

2009年11月29日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

インテリアカラーは、部屋のイメージだけでなく、感情を安定させたり、目や体を休めたり、作業能率を上げる等の心理的、生理的なことにも影響します。
たとえば、グリーンを取り入れた部屋は癒し効果がある、イエローを取り入れた部屋は元気が出る、などファッションカラーと同様、色には見えない力があります。
あなたが、自分の部屋に何を求めるかによって色を決めることもできますし、またどういった自分でいたい、あるいはなりたいかを創造してカラーコーディネートをすることができます。
まず、自分の好みについて、漠然と考えて見ましょう。
落ちついた部屋をお望みですか?それともポップなイメージの楽しくなるようなお部屋?
あたたかみのあるやさしい部屋?あるいはナチュラルなやわらかいイメージの部屋ですか?
趣味を存分に楽しめる部屋、情熱を掻き立てられる芸術思考の部屋、乙女チックなラブリーな部屋など・・。
次にもう少し具体的にイメージを絞り込みましょう。和風か洋風か、アジアン・カントリー・ラテンスタイル・・・様々ありますね。
好みはテーマと結びついています。
次に色の性質を具体的にみてみましょう。
色には暖色と寒色というのがあります。
赤や橙、黄は「暖色系」で、緑や青、紫は「寒色系」に分けられます。ピンクや茶色も暖かみを感じさせるので暖色に入れられます。
白や黒、グレーなどのモノトーンは冷たさを感じさせるので、どちらかといえば寒色系に分けられるのではないでしょうか。
もし、あなたがやさしい暖かなイメージのお部屋を考えているのなら、暖色系の分けられる色を選ぶとよいでしょう。
シックでシンプルな部屋を望むのなら黒や白などの無彩色のモノトーンを、爽やかでさっぱりとしたイメージした部屋なら青や緑といった寒色系の色を選ぶとよいでしょう。
暖色の中にも茶・黄・橙・赤と色味があります。
「ナチュラル」や「カントリー」などのテーマを思い浮かべた人は、自然派志向の人でしょうか。
なるだけ自然界に近い木や土の色を想像して茶系でまとめるとイメージに近くなるでしょう。
赤は情熱を掻き立てる色です。また橙や黄は元気になれる色、また心が弾む色、ポップなイメージの部屋をつくりだしてくれます。
また北側であまり日がささない部屋の壁は淡い暖色系の色で暖かみをだしたり、逆に日が良くあたる部屋の壁には夏でも涼しさを感じられるような薄い青や緑といった寒色系の色を選んだりするとよいでしょう。
冬は暖色系で、夏は寒色系でと、テーマを決めずに視覚を利用した感覚の効用で色を変えてみる方法もあります。
事務所や書斎、勉強部屋などは疲れずに、能率よく仕事ができるようにしたいので目を疲労させる彩度の高い色はさけるなど、仕事のための部屋は白や薄いグリーンなどでまとめる。
あるいは食堂は食欲を促進させる黄色系、あるいは清潔さを引き出すシンプルな白やベージュなど、ライフスタイルや機能にあわした色の選び方もあります。
カラーコーディネートは部屋の効用も左右する重要なポイントです。
インテリア コーディネートを始める前に、まずカラーイメージをマスターすることがセンスのいい部屋作りの基本になります。

インテリアカラー コーディネイト

2009年11月28日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

インテリア コーディネートにおいてイメージを作り出すのは、「色」と「素材」と「テーマ」ですが、では順番に詳しく見ていくことにしましょう。
はじめに色についてですが、色には白や灰色、黒のように彩度がなく明るさの度合いだけで色の違いを示す無彩色と、赤・青・黄のように彩度のある有彩色があります。
色の性質は彩度・明度・色相の3つにわけられ、これらを色の3属性といいます。
まとめると、彩度とは色の鮮やかさをあらわし、鮮やかな色ほど彩度が高いといいます。
明度は色の明るさをあらわすもので、明度の最も高い色は白、逆に最も低い色は黒になります。
色相とは有彩色のみがもつ属性で、赤・青・黄青のような色味のことをいいます。
これら色の性質を理解したうえで、組み合わせを考えたり調整したりすることを色彩計画 (カラー・スキーム) といいます。
インテリアカラーは、つまりこのカラー・スキームがもとになっているのです。
コーディネートの場所は床や壁、天井や家具など、大きな部分を占めるものから、ポイント的に色みを出すものがあります。
製品によっては色が選べないものもありますが、家具などはおおよそ自分の好みのものでそろえることができます。
最初に空間のイメージをもとに基調となる色を決めます。
壁や床など大きな面積を占めるものをベースカラーとし、イメージに沿ってカーテンやじゅうたん、大物家具などのメインカラー、そしてクッションや雑貨、ファブリックなど小物の色をアクセントカラーとして、おおよそ3種類に分けることができます。
このときはじめからたくさんの色を選びすきないことが、部屋の印象をまとめるポイントになります。
基調色の位置や面積はインテリアの効果を左右しますから、一般的には明るい色を上に、暗い色を下に置くと安定感があります。
また、面積が広い部分は彩度を低くして、黒や紫など暗い色や強い色は選ばない方がよいでしょう。
暗い色や強い色は空間を狭く見せたり、重たく感じさせたりしてしまいます。
その点で白や水色、ベージュなど淡い色や明るい色はベースカラーに適しているといえるでしょう。
また薄い黄色やビンクなど暖かみのある淡い色も、他の色とも調和しやすく、家具や小物がいきます。
逆に置き換えのできる小、中面積のものにはアクセントカラーを用います。
変化をつけ、空間をいかす色を選び、インテリア コーディネートをするとよいでしょう。

インテリアコーディネートの仕方

2009年11月27日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

簡単にインテリアをコーディネートするといっても、何から取り掛かっていいのかわからない人もいるでしょう。
新しい部屋のコーディネートや模様替えをするときに、よくありがちなことですが、まずインテリアショップや家具屋に行って家具を探す人は多いのではないでしょうか。
ですが、インテリア コーディネートで、はじめにすることはお店回りではありません。
インテリアを決める時は商品から決めない方が良いのです。
なぜなら、具体的なイメージやコンセプトが決まっていないのにショールームや家具屋に出かけてしまうと、その場の好みだけでイメージが統一されてない家具を衝動買いしてしまい、いざ部屋に置いてみるとしっくりこないことが多いのです。
また店にあるものは、思ったよりも大きくて自分の部屋に入れてみると邪魔になってしまうということになりがちです。
あなたがコーディネートしたい部屋全体のイメージは思い描けていますか?
あなたのライフスタイルに合わせた「わが家流」をコーディネートしてみて下さい。
いわば、あなたがいる空間をカスタマイズするのと同じなのです。
そして、あなた流のイメージを作り出すために必要なのは、色と素材とテーマです。
それぞれを、あなたの好みを加えながら頭の中で組み立ててみてください。
そうして出来上がった、頭の中の架空の部屋を現実の形に起こしていくのがインテリア コーディネートなのです。
このとき、難しければスケッチブックなどに絵を書いてみるのも方法でしょう。
上手に書く必要はありません。あなたの頭の中を整理できればよいのです。
色鉛筆やマジックで色をつけてみてもいいでしょう。好きな素材の布や紙を貼り付けてイメージを膨らまして見ましょう。
だんだん、あなたのイメージした部屋が現実味を帯びてきませんか。
自分の好みをイメージ化する、それがインテリア コーディネートの第一歩です。

インテリアコーディネートの基本

2009年11月26日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

理想の部屋を作るのに大切なことは、デザインやカラーといった「好み」と、ライフスタイルを考えた「快適さ」との融合です。
「こんな部屋にしたい」とイメージだけでデザインやカラーを選んでしまうと、センスはよくても落ち着かない、使い勝手がよくないなどと不都合も起きてしまいます。
何を優先するかが重要なポイントですが、インテリア コーディネートの基本というものを、知っておくだけで快適でお気に入りの空間ができたりします。
床や壁、天井などの内装材は部屋の雰囲気を決めるのに大きな割合を占めます。
カーテンやカーペットの色や柄、素材などでも、イメージががらりと変わります。
もちろん、照明の色味や配置、家具のデザインや素材、大きさのバランスなど・・・選ぶものによって全く違った部屋にもなります。
「快適さ」とは使い勝手と住み心地のよさからなります。
場所の広さや奥行き、物の長さや幅、大きさ、高さなどの寸法は物理的な面からいっても大切なポイントでしょう。
それに伴った位置や動線、必要な広がり(空間)も考えなければなりません。
また、部屋の明るさ(照度)も雰囲気を左右します。加えて安全でメンテナンスが楽なことも、後々の快適さにかかわってきます。
住み心地は家具や設備類といった個々の物的なものと空間全体からなるものですから、部屋や家全体を大きな目で見るとともに、その空間を構成する家具や雑貨などといった個々のものにも気をかけましょう。
インテリア コーディネートの基本は、もちろん知識や技術の習得からなるものでもありますが、まずは自分自身の心地よいと感じる感覚を知ることが大切です。

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