皮膚科

毛嚢炎(もうのうえん)

2010年02月13日ひげ 脱毛コメント&トラックバック(0)

レーザーでひげを脱毛した後、にきびのようなものができることがあります。
これは、毛嚢炎(もうのうえん)もしくは毛包炎(もうほうえん)と呼ばれるものです。
毛嚢炎は、毛包が軽く傷ついた場合や皮膚が湿った状態が長く続いた時、副腎皮質ステロイド剤を利用した時などに起こります。
赤いぶつぶつや中に膿をもった発疹ができます。
首の後ろ・太もも・お尻などに多くできます。
これは、毛包に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が感染してできます。
カミソリ負けもこの毛嚢炎の一種で、ひげを剃ったときに皮膚に傷ができ、そこに菌が入り込むことから起こります。
毛嚢炎はできた数が少ない場合にはあまり心配はいらないとされていますが、いくつも出てくるような場合には治療が必要です。
汗をかいたらシャワーをあびたりして肌を清潔に保ち、感染を予防することが大切です。
レーザーで脱毛した後の皮膚は抵抗力が弱っています。
そのため、毛包にブドウ球菌が入り込みやすくなり毛嚢炎にかかりやすくなるのです。
かゆみや痛みがひどい場合には必ず皮膚科で診察を受けて適切な処置を受けてください。
脱毛には痛みや副作用が出る可能性があるということを忘れないようにしてください。
トラブルが起こったときにきちんと対処できる信頼できる施設を見つけて、そこで施術を受けるようにしてください。
リスクを説明してくれるかどうかも判断材料にしておきましょう。
くれぐれも急いで契約することのないようにしてください。

エステティックサロンと医療機関でのレーザーの違い

2010年01月19日ひげ 脱毛コメント&トラックバック(0)

ひげの脱毛は、エステティックサロン、美容外科、皮膚科などで行っています。
レーザーを使う脱毛は、エステティックサロンでも美容外科、皮膚科でも行っています。
しかし、エステティックサロンと医療機関である美容外科・皮膚科で扱うレーザーは異なります。
医療レーザー脱毛は、医療機関でのみ使用できる機器です。
エステサロンで使用できるレーザーよりも出力が高い機器で、毛根や毛乳頭を壊すことができます。
毛根や毛乳頭を壊すことは医療行為なので、エステティックサロンのレーザーでは、毛根や毛乳頭を壊すことはできません。
もし、毛根や毛乳頭を壊すようなレーザー施術をエステティックサロンで行えば、それは違法行為となります。
実際に、そのような施術を行ってやけどを負わせ、医師法違反でエステティックサロンの店長や従業員が逮捕された事例もあります。
医療行為を行って皮膚に炎症を起こしてトラブルになっている例もあるので契約には注意が必要です。
裁判で有罪判決も出ているため、現在、エステティックサロンでのレーザーを使った脱毛は少なくなっています。
しかし、医療機関で行うレーザー治療であっても、やけどなどが起こった事例も報告されています。
問題が起こった場合にどのような対処がされるのか、メリット・デメリット合わせた説明を必ず受けてください。
色黒の人はレーザーが反応して表皮も焼いてしまう可能性があります。
毛の色が金髪などの場合には、レーザーは反応しないため効果が出ません。
脱毛の効果も毛の状態によって違います。
ひげのように毛が硬く太くなっている場合にはレーザー治療は時間がかかります。
ひげの脱毛を行う際には必ず不安に思う点を尋ね、あわてて契約しないようにしてください。