天然素材

風水インテリア

2009年12月24日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

なんとなく居心地の悪い部屋、逆についつい長居してしまう居心地のいい部屋というのがあります。
家具も悪くないセンスもまあまあ、なのに何故?
単純に家具や雑貨の配置というインテリア コーディネートだけではあらわせないものがあります。
部屋にも気配というものはあるのをご存知でしょうか。気とでも言うのでしょうか。
風水の世界ではこの気のバランスを取ることによって、より良い環境を造ることができるといいます。
現代風水の元は中国といわれていますが、風水には中国文化の”気”という概念が深く結びついています。そしてその気が陰陽、五行、八卦などの概念と相互作用を起こし、人々の生活に影響を及ぼすと考えられています。
これらの考え方は、哲学、占星術やヒーリングにも共通します。
古くからある自然界と密接にかかわりあった気をコントロールすることで人々に運をめぐらせ、厄を逃れるという考え方をたどれば、風水の歴史は古くエジプトやインドのストーンサークルや、巨大神殿やピラミッドなども、風水的な思想の元に建造されたものかもしれませんね。
すでにエジプトのピラミッドやアメリカのアステカ神殿などでは、中央の部屋へと大地からのパワーと宇宙からのエネルギーを集める構造になっているとも言われているからです。
ともかく風水をインテリアに取り入れる手法はなかなか人気のあるようで、風水インテリアについて書かれた本も多種出版されているようです。
では具体的に風水インテリアというのはどういったものでしょうか。
風水インテリアで大切なことは4つあります。
はじめに色です。インテリアの色は家や部屋の印象を大きく変えますが、気にも大きな影響を与えます。
明るい赤やオレンジは活気を生み、陽のエネルギーを高めます。明るい青や緑などパステルカラーは穏やかで落ち着いた雰囲気となり、陰のエネルギーを高めます。
部屋に色を追加したいときはクッションなど移動できるファブリックを使うと良いようです。しっくり来る場所に好きな色のクッションを置いてみましょう。
次に素材です。
実は、素材(材質)というものも、風水では重要な要素となります。
床などの広い面積を有する部分は影響が大きくなるので、材質にも注意を払います。
たとえば、合成素材よりも天然素材は気を循環させやすい性質があります。ですから、風水では木製の物が良いとされるのです。
カーペットなども天然素材の物を選ぶとよいでしょう。
そして照明はもっとも扱いやすい風水インテリアのひとつです。
使い方を工夫することで、陰の気を陽の気で補ってあげたりできるのです。
ホテルや旅館などの廊下の隅や曲がり角などにポツリと明かりが置いてあることがありますが、これがまさしく風水インテリアの実践なのです。
陰の気が強いところに明かりを灯すことで陽の気で補っているわけです。
最後は形です。部屋の中にある物の形を良く見てみましょう。
よく言われることですが鋭い物、鋭角な物は避けます。
これらの形状には気の流れを速める効果があり、落ち着かない雰囲気を作り出してしまうからです。
例えば世界の首脳などが集まる、国際会議の場などでは、丸い机が選ばれています。
四角い机がいくつも並ぶこはありません。丸い机の方が話が纏まりやすく、場の空気を和らげるという理由があるそうです。
もちろん自分の家でリラックスしたいものです。
風水は特別なことではありません。古来の人の考えや経験から生まれた知恵の結晶でもあるのです。
色や掃除の仕方、小物使い、言ってみれば何かしらそうする必然的な理由があるようにも思えますね。
何よりも、あなた自身が快適にくつろげる空間作りに風水を取り入れてみるのもいいでしょう。
あなたらしいインテリア コーディネート方法を導き出してみてください。

インテリア スタイル

2009年12月05日インテリア コーディネートコメント&トラックバック(0)

どんな部屋にもスタイルというのがあります。インテリア コーディネートでは、このスタイルをとても大切に考えますが 、家具などを買うときには自分の部屋の理想のイメージを持っていないと、統一感のない部屋になってしまいがちです。
部屋のイメージに合わせた家具を買うには、様々なタイプの商品を扱っている百貨店や量販店的なショップもありますが、よりイメージを統一したいのであれば決まったスタイルの家具を専門に扱っているインテリアショップがお勧めです。
カラーイメージがあるように家具にもイメージやスタイルというものがあります。
例えば、「アジアンスタイル」はインドネシアやタイなどのアジア各国の伝統芸品や民芸品的な家具でまとめられる、独特な雰囲気のスタイルです。
竹(バンブー)や麻など、自然素材や民芸品などの織物が多く使われているので、人の手の温かみや自然を感じ、安らぎや落ち着き得ることができます。
リゾートホテルなどでよく見かけるスタイルです。
また近年人気の「カントリースタイル」は、ヨーロッパカントリーとアメリカンカントリーの2つに分けることができます。
どちらのスタイルにも共通するのは、素朴な素材をつかった手作り感あふれる雰囲気です。
カントリーとは、要は片田舎という意味で、ヨーロッパ、アメリカに関係なく日常の風景になじんだ木の家具の部屋なのです。
フレンチはアメリカンに比べて色目は白っぽく、おなじパイン材を使用していても塗装によって全く違った印象になっています。
フレンチではクリアやパイン、ホワイトなどのオイルステインが多く使われ、アメリカンではウォルナットなど濃いこげ茶のオイルステインが塗られています。
デザインもフレンチは曲線と直線で形作っていることが多いのですが、アメリカンではハートや星といった装飾的デザインが多用されているのも特徴です。
カントリーと同じように木の素材にこだわりがあるのが「ナチュラルスタイル」です。
木やファブリックといった自然の素材を使った温もりのあるスタイルです。
アイボリーやベージュなどの明るめの色を多く使い、明るくて癒される空間を作り出しています。
「北欧スタイル」は流木などの曲がり木や布などの自然素材を使い、シンプルで実用性に富んだデザインが特徴です。
思わず触ってみたくなるような天然素材からは温もりが感じられ、洗練されたデザインのものが多いです。
飾り気がなく上品な印象もあり、何にでも合わせやすく飽きがこないという理由でも人気を得ています。
「クラシックスタイル」は伝統的な中世のヨーロッパで見かけられるようなスタイルです。
宮廷のような雰囲気の鮮やかな柄を取り入れたり、豪華なイメージのテーブルやイスなどに猫足が使われていたりします。
重厚感溢れるアンティーク家具を取り入れ、優雅で格調高い雰囲気を出すことが出来ます。
1950年を中心とする1940年~1960年代に活躍したデザイナーによって確立されたのが「ミッドセンチュリースタイル」です。
代表するデザイナーにはイームズやアルネ、チャールズ&レイやヤコブセン、エーロー・サーリネン、ジョージ・ネルソン、ハリー・ベルトアイ、ル・コルビュジェ、柳宗理などのデザイナーがいます。
「モダンスタイル」は飾り気の少ない、直線的なデザインのインテリアによってまとめられています。
デザイナーズ家具に多い、モノトーンを基調とした斬新なデザインのもので、クールでスタイリッシュな印象を与えます。
「シンプルスタイル」もまた飾り気のないシンプルな家具で、色もカラフルなものは使用しません。
合板やプラスチック、スチールなど、現代的な素材を使った洗練されたデザインはフォーマルな雰囲気を出しやすく、今人気のスタイルです。
最後に「和風スタイル」は日本独自のスタイルです。
畳や障子、すだれなどどこか懐かしい昔を思い出させるものや、最近のモダンを取り入れた「和風モダン」というスタイルもあり、和洋の調和をいかした部屋も人気です。
家具選びはインテリア コーディネートの中でも最も楽しい過程ですが、また一番難しい選択でもあるわけですね。