機会損失

利食い

2009年02月11日FX用語コメント&トラックバック(0)

FXにおいて、最も重要なのは損切りです。
FX用語ではロスカットという言葉で使われる事が多いですね。
そのロスカットが出来なければ、必ずどこかで大きな損害を被るでしょう。
それくらい、ロスカットは重要です。

そして、そのロスカットと反対の意味を持つ「利食い」というFX用語も、同時に覚えておきましょう。
この利食いも非常に重要です。
FX用語としても、最初の方で目に付く事の多い言葉です。

利食いというのは、現在確立しているポジションで利益が出ている場合、それを早めに売り、利益確定させることです。
俗っぽい言い方だと「勝ち逃げ」という奴ですね。
FXの場合、勝ち逃げをして非難される事は全くありません。
当然ですね。
悪い事をしているわけではないのですから。
むしろ、FXにおいて勝ち逃げであるこの利食いというのは非常に重要な手法です。

勿論、先のことはわからないので、現在利益が出ている通貨が今後更に伸びてくる可能性は十分あります。
何処までが天井かなどは、神様でなければわかりません。
利食いを行った事で、待っていればもっと大きな収益が得られた、という事もあるでしょう。
しかし、こういった機会損失はやむなしとすべきです。
逆に下がった場合、人間の心理的に「また持ち直すさ」という強い願望が働きます。
これは、普通に上がるのを待つ場合より、一度おいしい思いをしているだけにその願望は非常に強くなり、結果ロスカットすらできなくなってしまいます。
人間、一番余裕があるときに決断するのがベストなのです。

塩漬け

2009年02月11日FX用語コメント&トラックバック(0)

FXにおいて、できれば避けたい状況というのはいくつかあります。
その中でも特に、それを最もあらわしているFX用語を挙げるとすれば、それは「塩漬け」でしょう。
塩漬けというと、通常は塩に漬ける食品の事を指すでしょう。
しかし、金融業界の場合、塩漬けというのは、利益が出ておらず損失状態の資産を手放す事無くずっと所持している状況の事です。
FX用語としての塩漬けの場合は、価格を落とした通貨をずっと所持している状態の事を指します。
FX用語だけでなく他の金融取引でも使われている言葉です。

この塩漬けが何故悪いのかというと、その要因は二つあります。
まず、塩漬けされることで、資金を自由に使えなくなる点です。
例えば、自由に使える資金が100万円あるとして、その内の80万円を使ってドルを購入したとします。
そのドルが購入時より下がってしまい、塩漬けとなった場合、自由に使える資金はずっと20万円という事になります。
その為、機会損失の可能性が高くなってしまうのです。
そうなると、せっかくの設ける機会が台無しですよね。

また、もう一つの理由としては、塩漬けにしている事で回復する可能性はあまりないという点です。
勿論、一度落ちた通貨が数日後、あるいは数ヶ月後に値を上げていくことはあります。
ただ、逆に下がる可能性だってあるわけです。
下降トレンドの通貨が上昇するのを待つくらいならば、早めに見切りをつけて別の通貨を物色した方が、効率は良いでしょう。

機会損失

2009年02月11日FX用語コメント&トラックバック(0)

不況下において、FXというのは強い金融投資であると言われています。
理由は、株の銘柄のように一気に数分の一になったりはしない事、また、通貨を対象としているので、株のようにその会社が潰れて株券が紙切れになるという事がない事などが挙げられます。
更には、売りポジションから先に確立できる「空売り」があるので、不況でも稼ぎやすい、という点も大きいようです。
空売りはFX用語ですね。
そこにないものを売る、つまり本当は持っていない通貨を借りて売る、という時に使います。

そんなFXですが、いくら不況に強くても、これをやっていては儲かるはずもない、という行為があります。
FX用語でいうところの「機会損失」です。
これはFX用語に限らず、すべての金融投資で使われている言葉です。

機会損失とは、要は設ける機会を逸するという行為です。
例えば、非常に大きな値動きがあった場合でも、通貨を買わずにスルーし、現在持っている通貨が大きく値上がりしたにも拘らず、売る事無くずっと持っている、といった行為です。
ナイーブになりすぎ、もう少しすれば状況がまた一変するのではと警戒しすぎた結果、好機を逸したという状況の事です。
臆病で慎重な人ほど、この機会損失を起こしやすいですね。

不況というのは、一種の好機です。
不況の波に背中を押され、勢いで売り注文を出す人が多い為、為替市場は非常に大きな下落を見せますが、それがそこを付いた場合は逆に反発して上げるケースがほとんどです。
その時、通貨は割安感がかなりある状態になります。
それが、2008年末~2009年の状況と言えます。
ここで動かなければ、機会損失です。