ひげの毛周期

ひげの毛周期

スポンサードリンク

毛には毛周期と呼ばれる毛の成長のサイクルがあります。
毛周期には、成長期・退行期・休止期があって、これを繰り返します。
ひげの脱毛を行う前に、この毛周期について知っておきましょう。
皮膚の下にある毛の組織が毛根です。
毛根の一番下部にあるのが毛球で、毛球は底が膨らんだ形をしています。
毛球の底辺には、毛乳頭があります。
この毛乳頭が毛の元になる毛母細胞に栄養を送ります。
栄養分をもらった毛母細胞が分裂して体毛へと成長し、皮膚の表面へと出てきて伸びていきます。
この状態が成長期です。
この成長期の時期に黒い色のメラニン色素が多く作られます。
レーザーによる脱毛では、この黒い色のメラニン色素に反応するレーザー照射によって毛母細胞を壊すことで脱毛を行います。
退行期には、細胞の分裂が止まるため、毛の成長も止まります。
毛乳頭は毛球から離れ始めます。
メラニン色素も作られなくなります。
休止期には、毛が毛乳頭を離れて抜けてしまいます。
そして次の毛を作る準備時期となります。
従って、退行期・休止期には黒い色をターゲットにするレーザー照射はできなくなります。
このため、レーザーを使った脱毛は毛周期に合わせて施術する必要があるのです。
全身の毛のうち、70%は皮膚の下にあります。
表面に出ている毛が全てではありません。
そのため、一度に脱毛を行うことができません。
ひげの毛周期は1.5ヶ月~2ヶ月なので、レーザーでのひげの脱毛はこれに合わせて間隔をあけて、数回に分けて施術を行います。
このようにひげの脱毛は毛周期と関係が深く、その周期を理解おくことが大切なのです。

スポンサードリンク

関連記事